ED
EDとは「勃起障害」あるいは「勃起不全」をいいます。
専門的には「性交時に十分な勃起やその維持ができずに、満足な性交が行えない状態」と定義されています。
EDの具体的な症状
- 勃起の硬さが弱くなった
- 勃起が短時間で萎えてしまう
- 一度萎えると再勃起が難しい
- 全く勃起しない
EDの原因
EDの原因には以下の3つのタイプがあります。
①心因性ED
精神的なストレスがあると、神経の性的な興奮がうまくペニスに伝わらないために、EDが起こりやすくなります。30~40歳代に多いです。
②器質性ED
加齢に伴い動脈硬化になると血管が十分に拡がらず血液の循環が悪くなります。そのため、陰茎海綿体にも十分な血液が流れ込まず、EDが起こりやすくなります。動脈硬化の原因としては糖尿病や高血圧、高脂血症などの生活習慣病や喫煙があります。
過度の飲酒もEDを引き起こす原因と考えられています。
神経が傷害される病気や泌尿器系の病気でもEDが起こりやすくなります。
③薬剤性ED
鎮静薬や睡眠薬などの中枢神経に作用する薬剤、末梢神経に作用する薬剤、その他では循環器系の薬剤や消化性潰瘍治療薬などでも起こります。
EDと生活習慣病
糖尿病、高血圧などのある患者さんがEDの治療を受けると、運動習慣やカロリー消費によい方向に進むことがあります。
ED治療の効果を実感し「生きがい」や「人生の喜び」を再確認できること、ご夫婦の関係が円満になることなどが、生活習慣病の治療の励みになるようです。
逆にEDの相談から高血圧や糖尿病が発見されることもあります。
ED治療薬
タダラフィル20㎎(シアリスジェネリック)
ED治療薬シェア世界一で、バイアグラと比べてマイルドな効果で自然な効き目です。
緩やかに長時間作用します。マイルドな分、ほてりなどの副作用の出方は弱めです。
服用のタイミングは性行為3時間前
※食事の影響は最も受け難いと言われていますが、食前2時間前の服用がお勧めです。
ED治療の費用
タダラフィル20㎎(シアリスジェネリック):1,400円(1錠)
自由診療のため、全額自己負担となります。
ED治療薬の副作用
顔のほてり、目の充血、頭痛、動悸、鼻づまり等があります。
気になる症状がございましたら当院にご連絡ください。
ED治療薬ができない人
狭心症の治療で硝酸薬(ニトログリセリン<内服・舌下・スプレー・テープ・軟膏などの全てやニコランジルなど)を服用している場合
(※ただし、内科の主治医に相談し、休薬できれば服用可能。)
- 以前にED薬を服用してアレルギーを起こした方
- 心血管系の病気のために、医師から性行為を禁止されている方
(発作性頻拍症・心房細動、脈拍が40以下の徐脈、脈拍が100以上の頻脈など) - 重度の肝機能障害のある方
- 低血圧(90/50mmHg未満)や高血圧(170/100mmHg以上)で治療が不十分の方
(※ただし高血圧は、きちんと治療し病状を安定させれば服用可能) - 心筋梗塞発作や脳卒中発症後6ヶ月以内の方
- 網膜色素変性症のある方
ED治療をご検討中の方へ
当院では患者さま個々にあったお薬、カウンセリングを通して治療をご案内致します。 またオンライン診療も承ります。
どうかお気軽にご相談下さい。